垂直仕立て栽培は環境を汚さず、持続可能な農業を可能にします。

私の野菜の育て方

今までの常識を覆す、垂直仕立て栽培とは

垂直仕立て栽培では、野菜が体内でつくり出す植物ホルモンの量と働きを最大限に引き出すのが特徴で、あらゆる植物ホルモンがバランス良く活性化した状態となるため、野菜は驚くほど生育が良くなり、収穫量がアップします。

引用元「道法スタイル野菜の垂直仕立て栽培」道法正典

垂直仕立て栽培とは「野菜の枝や葉をすべて垂直方向に誘引する」という栽培方法です。

栽培方法

  1. 野菜を垂直に縛る
  2. 基本的に脇芽かき、摘心をしない
  3. たい肥や肥料を使わない

垂直仕立て栽培のメリット

  1. 生育が良くなり収量が多くなる
  2. 野菜の味がよくなり栄養価も高くなる
  3. 病害虫に強く、天候不順の影響も受けにくい

サツマイモなどもつるを垂直に誘引して育てることができます。垂直にするので、市民菜園のような比較的狭い菜園にも向いていると思います

植物ホルモンの種類とその働き

オーキシン

オーキシンが作られる場所は生長点、新芽部分です。オーキシンには初根作用と結実性を高める働きがあります。下向きに実る果実の糖度を上げる働きもあります。

ミニトマト

サイトカイニン

サイトカイニンが作られる場所は根の先端部分「若返りのホルモン」とも言われています
細胞分裂を促す、着花量を増やす、傷口を癒合するなどの働きがあります。

エチレン

エチレンが作られる場所は細根です。果実が熟すように促す働きがあります。
そして病気や害虫を防ぎます。

ジベレリン

作られる場所は細根部分です。枝を伸ばして葉を大きくする働きがある「元気ホルモン」です。

道法先生の著書「道法スタイル 野菜の垂直仕立て栽培」の中にはさらにそれぞれの野菜の仕立て方が書いてあり、ベランダの白菜を垂直にしてみたのですが、毎日目に見えて大きくなっているような気がします。

10月23日 白菜
10月28日白菜

比較対象が無いので何とも言えませんが、私なりには良い感じです

自然栽培に垂直仕立て栽培を取り入れてみた

家庭菜園を始める時に「農薬を使わない」「肥料も使わない」「耕さない」という自然栽培に出会いました。ただ肥料を使わないと言っても、野菜が弱っているときなどは米ぬかや油粕などを使われることもあるようです。
私の場合その肥料を使うタイミングも色々考えてしまうので、この道法先生の全く肥料を使わないという方法がすごくいいなと思うようになりました。また黒マルチなども使っておられますが、
「草マルチを使えばそれも良し」なのも気に入りました。
自然農法からすると野菜が不自然な形になるので違和感もあるかもしれませんが、できれば収量も多いほうが私も嬉しいです。
そこでいい塩梅に落ち着いたのが垂直仕立て栽培でした。
野菜を垂直に縛るという手間はいりますが、大きな菜園ではないのでそんなに時間もかかりませんし
その作業もまた楽しくなってきました。

それと道法先生も

「垂直仕立て栽培は環境を汚さず持続可能な農業を可能にします。」

と、言われているのでそれもとても感銘したところです。

都市に暮らして近代文化の恩恵を受けながらも、「地球を大切にしたい」そんな思いもあります。
ほんの小さい畑ですが、農作業をすることでいろいろな事を気づかせていただいているようです。

今日も幸せ!!じゃね~

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