素敵な人のモノマネは、もういらない。自分流心地いい暮らしを見つける「これからの暮らし方」を読んで

日々の気づき

本書は「住まい」「おしゃれ」「食事」「美容」「植物」のそれぞれのテーマに沿って、その分野で活躍する女性たちに取材をし、素敵な暮らしを紹介している内容の本です。
5人の方ともお若い時から活躍され一つ芯が通っていると感じました。
例えばファッションひとつとってもある方は明るい色を着ることにしたと言い、ある方はベーシックな色しか着ないとおっしゃる。
第二の人生をどんな風に生きていくかとても参考になった著書でした。

5人の女性の暮らし方

「住まい」門倉多仁亜さん 住まいを心地よく整頓するドイツ式の暮らし

ドイツ人のお母様とそのご両親から受け継いだドイツ式の暮らし方を実践され、美しいご自宅の写真に見入ってしまいます
特におじいさまの整理整頓を徹底し「家が心地いいこと」にこだわる姿勢は、ドイツの方ならではないでしょうか。日本の男性の「家事は奥さんまかせ」ではこうはならないでしょう
家の片付けもまずはどう暮らしたいか、どう生きて行きたいかという事ですね
そしてまずはじめに
「玄関とリビングをいつ来客があってもいいようにしておく」
を提案されています。我が家はダイニングテーブルが来客スペースなのでなかなかに大変です
でもすごく納得できます。今一度何とかならないか考えてみたいと思います。
また「容れ物を好きなものにする」「絵や写真を飾るなど」素敵に暮らす工夫もたくさん紹介されています。

「おしゃれ」西村玲子さん こだわりのファッション

20歳年上の方です。若いころ西村さんのイラストを見てすごく素敵と思い、ベーシックなファッションに憧れました。
この本にも素敵なファッションの大人の女性のイラストがあり、懐かしく拝見しました。
今は出かける時は、歩いても疲れにくいファッションが多いですが、ちょっとした工夫でおしゃれできる方法もたくさんありました。特に「ヒールは低くても革靴を履く」は取り入れたいところです。

「食事」李映林さん 料理家

子供さんの学校や地域のサークルで、韓国料理を教えていたことがきっかけで、料理家となられたそうです。「手作りの料理」を大切にされていて、これは私もとても共感できます。野菜作りも自分で作った野菜で料理がしたいというところから始まっています
特に共感するのは、「出汁をとる」というところ
昆布とかつお節の定番の出汁の取り方が、意外に面倒で敬遠されますが(特にふきんでこす所)、私は網ですくうだけですし、味噌汁は「いりこ」を使っています。意外に手軽にできます

「美容」吉川千明さん オーガニックコスメの魅力

オーガニックコスメの専門家、特に大人の女性におすすめだそうです。老化と戦うつもりはさらさらないのですが、あまり無頓着でもいけないとも思います
李映林さんは料理家ですからもちろん手作りの料理を勧められていますが、吉川さんはサプリも積極的に飲まれています。5人の方のいろいろな考えを比較しながら読めるのも、この著書の良いところかもしれません。

「植物」吉谷桂子さん 英国仕込みの庭づくり

最後にガーデナーの吉谷桂子さん
大人になってからマンションでしか暮らしたことがありません。昔ベランダで植物を育てていたこともありましたが、条件が悪いのかどうしても枯らしてしまいます。今は日当たりも良くて緑のある暮らしを楽しんでいます
吉谷さんはその時々の美しい瞬間を写真に残そうといわれています
人生はどんどん過ぎていきどんどん変化していきます
植物も私も
常に今を生きるためにも美しい瞬間を写真に撮っていこうと思います
今はデータで残せるので保管場所もいらないですしね
カメラを持ち歩くのは大変なので、最近はスマホでも十分きれいなので嬉しいです
最近の事を忘れるとかの重症ではないのですが、写真が無いといろいろな事忘れているんです
30年前ですが友達と1泊旅行した事忘れていて、友達に呆れられて笑われました

昭和型専業主婦にとっての「これからの暮らし方」

本に登場される方がたは、お若い時から活躍され、華やかな人生を歩いてこられた方ばかりです。はじめは素敵だな、こんな暮らしがしたいなって思い、そのような方にあこがれを持ってみている自分がいました。

そしてこの方たちと同じようにすれば、素敵な暮らしができるのではないかと、無意識に思っていたと思います。

でもしばらくして、はたと気づきました。
全部同じようにすることはできない
この方たちが素敵なのは目に見える事ではなく、ご自身の生き方を確立されていることなのだと

5人の女性の素敵な暮らしを拝見してみて、それは素敵な方の暮らし方をただものまねするのではなく自分にとっての「心地いい暮らし」を見つけることだと気づきました。

生まれや育ち家族構成、今までしてきた事、職業などすべてが違うのに住まいだけ、ファッションだけマネしても何も変わらない。自分の人生を生きるために、自分の尺度を持って生きようと

そういう大切な事を気づかせていただいた本でした。

あ~、でもでも写真とか見るととっても素敵なんですよ~。未熟者の叫び(笑)

今日も幸せ!!

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