いちごの苗がうどんこ病になっていました。うどんこ病の予防法と対処法を調べてみました。

食べれるベランダ

ベランダで栽培しているいちごの品種は、サントリーのローズベリー・レッドです。
四季なりいちごでとてもかわいい花が咲きます。花も実も楽しめるので苗を購入して育てていました。
プランターは2ガロン(直径20cm×深さ20cm)の不織布のプランターです。1株植えています。

そのベランダのいちごの葉っぱに白い粉がついていました。少しだったのでその葉をカットして様子を見ていたのですが、おさまりません。うどんこ病のようです。

11月9日 うどんこ病になったいちごの葉

うどんこ病とは

うどんこ病はカビ

植物につく病原菌のモノたちは大きくわけて3つあります。
1、菌類
2、細菌類
3、ウイルス類

うどんこ病の正体は糸状菌(カビ)です。世界で900種類、日本で200種類確認されています。
また野菜類、草花類、樹木類、果樹類などいろいろな植物に発生します。

うどんこ病の発生の条件

うどんこ病の病原菌は、多湿で冷涼な条件下で胞子をつくり、日中のやや乾燥した時に胞子が風に乗って拡散し感染・発症します。そのため、朝夕に冷え込む春・秋に多く見られます。
真夏や真冬はあまり見られません。秋に発生した場合、だんだんと寒くなりますので見た目は減ってきますが、土の上に残っていると翌年の春にまた繁殖し始めます。
ベランダは雨が当たらないことが多いので、乾燥に注意します。
うどんこ病の菌は湿度を吸収しやすく、水を含みすぎると膨張して破裂して死んでしまいます。
このことから雨があたる方がかえって繁殖しずらいこともあります

うどんこ病の症状

植物の葉などに「うどん粉(小麦粉)」をまぶしたような白いまだら模様が現れます。
手でこすると表面的に取れたようにも見えますが、完全には取れないので注意が必要です。
葉や茎、つるやつぼみなどあらゆるところに繁殖します。
菌が植物の表面に広がると光合成が出来なくなり、だんだんと弱っていきます。
そのまま放置すると、最終的に枯れてしまいます。
うどんこ病はその植物につくカビ(糸状菌)の種類が、ある程度決まっています。
例えば野菜に付くうどんこ病と、庭木につくうどん粉病は種類が違います。
いちごにつくうどんこ病は、いちごにしかつかないし、バラにつくうどんこ病は、バラにしかつかないということです。

うどんこ病の予防策

風通しの良いとこに置いて、密にならないようにする

風通しは園芸の基本ですね。どんな本にも書いてあります。
ベランダの場合、できれば直に置かずに、少し高いところに移動させます。
周りにものを置かないようにするのも良いです。

株元をきれいにする

うどんこ病の菌は胞子で増えるため、一度発症すると菌が残って翌年も被害を受けやすくなります。
秋に発生すると寒くなっていくのでうどんこ病がおさまっていきますが、土の表面に菌が残っていると、春にまた発生してしまいます。
特に暖かくなる前には土の表面をきれいにします。

丈夫に育てる 窒素肥料のやりすぎに注意

窒素肥料を一度に多くやり過ぎることで、苗が過度に大きくなり栄養状態のバランスの悪い苗になり、うどんこ病が発病しやすくなります。窒素を多く与えすぎることで、ひ弱な子になってしまいます。

うどんこ病になってしまったら、その対処法

葉水を打ってあげる

簡易的な方法ですが、葉の表や裏、茎など丁寧に水をスプレーします。
実際に試してみたところ、白いカビはだんだん減ってきました。

木酢液・竹酢液を散布する

木酢液は有効微生物を増やします。定期的に散布すると植物を助ける微生物が増え、その他の菌を減らしてくれます。
また、竹酢液は木酢液よりも抗菌作用が強いので、より菌を退治する作用があります。

農薬を使う

やはり薬を使うのが効果が一番高いです。食品由来の農薬もあります。
購入する場合はどの植物のうどんこ病に効くのか、対象植物を確認します。
また、予防に使う種類と治療に使う種類がありますので、こちらも確認して使いましょう。

また同じ農薬を何度も使うと、薬剤耐性ができてしまい農薬が効かなくなることがあります。耐性ができてしまった菌などは耐性菌と呼ばれます。
農薬を使う際は使用量を守って使いましょう。

11月16日 ベランダのうどんこ病のいちご

11月16日 まだ完治せず

狭いベランダなので、いちごだけ隔離するところもありません。どうしたものかと思っていましたが、他のものには移らないようなので安心しました。
まずはプランターをベランダに直に置いていたので、高い位置に上げて周りも隙間を空けて風通し良くしました。
簡易的に葉水を続けましたら、だんだん白いカビは減ってきたようです。葉水をした後に下にひいていたワラを除けました。
1週間経ちましたが、まだ完全には治まっていません。今のところ葉水の対策だけで、もうしばらく様子を見ようと思います。だんだん気温も下がっているので、カビがどんどん増えないことを祈ります。

葉水をして、下にひいていたわらを除けました。

花は11輪ついています。秋の実は10月に収穫できるとのことですが、これから実がついたりするのでしょうか?微妙ですが

11月16日 葉水しました。

今日も幸せ!!じゃね~

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