姉妹じゃない!!
阿佐ヶ谷姉妹、テレビで活躍中の芸人さん
見た目はそっくりの姉妹
姉妹や夫婦で漫才コンビの方いっぱいいるので
本当の姉妹だとずっと思っていました。
この本を読むまでは。
実は本当の姉妹でないなんて、はじめて知りました。
外見もそっくりでどう見ても姉妹にしか見えないのに赤の他人とは。
さらに文中でも美穂さんお姉さんと呼び合う二人
江里子さんが「美穂さんが」
美穂さんが「姉が」って
呼び合うのが1字違いのゴージャスな姉妹の美香さんと重なって
(こちらも本当の姉妹ではないようですが)
なんだかユニークなんです。
1章 阿佐ヶ谷二人暮らし
姉となるエリコさんのエッセイから始まるのですが、
二人が暮らすようになったいきさつや、なんとなくエリコさんの愚痴から始まるのですが、
美穂さんが転がり込んで来ていながら
「寝ても起きてもお姉さんの顔が見えるのがつらい」
これでは愚痴の一つも言いたくなりますし、何なら帰って!!
となるところそれを許しているお姉さん
ほんとの姉でも怒りそうです。
美穂さんの言い分はお金もなかったので仕方なく同居
らしいのですが
どうも江里子さん(姉)が美穂さんの事とっても好きらしいです
こんな関係で過ごせるお二人は何とも人生上手なのか
はっきり言って主人と6畳一間だと自信がありません(笑)
「朝陽のこと」
江里子さんのエッセイで「朝陽」という中華料理のご主人の話があるのですが、
改めて夫婦関係を見直してみようと思うシーンがどんどん出てきて
毎日を大切にです。
「3月のハシビロコウ」
美穂さん書き下ろし恋愛小説
美穂さんの現実の話から恋愛小説仕立てになっているのですが、
もしかしたら昔の体験からの作品なのか、
なんとも胸キュン
第2章 妙齢事情
妄想老後
美穂さんのエッセイ
美穂さん43歳だそうです(執筆時)
ちょっと老化が始まったかなて
「3代目J Soul BrothersやHey! Say! JUMPのメンバーがわかりません」
激しく同意!!
ていうかタレントさんがもうすでに
ベテランさんって思ったのは私だけ?
そして美穂さんも若い時に戻りたいとは思はないそうです
激しく同意!!
私も20代とかは厳しいです。
せめて今の知識を持って20代に帰れたらとも思うのですが(笑)
美穂さんは老後の夢を妄想していますが
私も妄想してみます。(かなり近い未来ですが)
楽しいことだけ考えよう!!
「ふきのとうはまだ咲かない」
江里子さん書き下ろし恋愛小説
こちらの主人公はわけあって旅館の中居さんをしている女性
旅館の中居さんは訳ありみたいなのは
ドラマの影響ですね。
そしてお相手となる男性もなんなら
高倉健さんにしてもらいたいぐらいです。
設定が昭和っぽい気がしてついつい引き込まれてしまうのは
私がドンピシャの年齢だからでしょうか。
泣けます。
第3章 引っ越し騒動
なんと最後は引っ越しのお話でした。
起きて半畳寝て一畳
こんな言葉もありますがさすがに
物理的に6畳一間はかなり狭いし
そして物件探しが始まるのですが
続きはぜひ本書を手に取って読んでみてください。
人生中盤の独身女性のお二人がそれも6畳1間で暮らしている
そしてお仕事まで一緒、それも浮き沈みの激しい芸人さん。
安定してるとか
結婚してるとか
もちろんそれぞれに良いところはあるのだけど・・・
価値観がガラガラと崩れて
なんか細かいことこだわる必要ある?
となってしまいました。
お二人の緩やかな関係性や暮らし方に、
今までに出会ったことの無い人の生き方を見て
衝撃を感じただけでなくなぜだか穏やかな空気に包まれて
最後まで一気に読み進めてしまいました。
何回でも繰り返し読みたくなる素敵なエッセイでした
何気ない毎日を大切に・・・
アラカン主婦 byはなたん
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