じゃがいもの産地と言えば北海道。実に総生産量の約77.5%が作られています。
第2位は長崎県で4.6% 第3位は鹿児島県で3.6%※1
1位と2位が違いすぎますね。
※12022年作物統計調査より
スーパーで見かけるじゃがいもと言えば「男爵」や「メークイーン」ですが
調べてみるとたくさんの品種がありました。最近は続々と新しい品種が出てきているようです。
育てやすさについては品種によってそれほど違いはないようです。
食感がしっとり系とホクホク系に分かれるので、料理によって好きな品種を選ぶのも楽しみですね。
ちなみに私は煮物やカレーに使うことが多いので、煮崩れしにくくて、しっとり系が好きです。
追記2023年1月20日
品種には春植えに向くものと、秋植えに向くもの、両方に使えるものがあります。
これは芋の冬眠期間などによる性質だそうです。
また、収穫後すぐ食べられるものと、熟成期間をとった方がいいものがあります。
すぐ食べれるもの・・・男爵、きたあかり、とうや、はるか
熟成期間を取った方が良いもの・・・シャドークイーン
上記の事は営農されている農家さんから教えていただきました。
さらに詳しくお知りになりたい場合は、販売店などでご確認くださいますようお願いいたします。
疑問1、春ジャガイモの栽培に向いている品種は何がある?
去年の秋にホームセンターで種イモを購入しましたのが「デジマ」という品種でした。
今までじゃがいもとか育てたことはありませんし、「デジマ」をスーパーで見たこともありません。
「男爵」とか「メークイーン」とかないのかしらと思いながらも、
何回もホームセンターに来るのも大変なので、「デジマ」を購入したのでした。
その時は暖地向きとかよくわからなかったのですが、後で北海道出身、長崎育ちのじゃがいもと
知りました。去年の8月下旬は暑い日が続いていましたので、暖地向きの種イモを買えてよかったです。
お住まいの気候にあった品種を選んでみるのもいいかもしれませんね。
じゃがいもの品種と特徴
※たくさんあって書ききれませんが、種イモが比較的手に入れやすいものをご紹介します。
- 「男爵」
早生種で収量が多く日本各地で最も多く栽培。
ゴツゴツした形、肉色はは白
北海道で主につホクホク系と言えば「男爵」 おすすめは「じゃがバター」 - 「メークイーン」
中生種で、長紡錘形、肉は黄白色で味がよく煮くずれしにくい。
煮物やカレーに、しっとり系の代表 - 「とうや」
早生種でよく肥大し、大粒になりやすいです。
しっとり系。煮崩れしないので、煮物や炒め物に最適です。 - 「デジマ」※2
西の代表選手、暖地向き品種の「デジマ」
しっとり系とホクホク系の中間。煮物、シチューなどにおすすめです。 - 「ニシユタカ」※3
「デジマ」と「長系65号」を交配し、生まれた品種
火の通りは早くあまり煮崩れしません。少し固めです。
九州などから春に沢山出荷される「新じゃが」の多くはこの品種が用いられているようです。
おすすめは煮物やシチューなど - 「インカのめざめ」
栗の様な風味と食感。低温糖化させると非常に甘くなる品種です。
ただし大きく育てるのが難しいとか・・・。
素揚げやグリル、蒸し野菜などに - 「インカのひとみ」
「インカのめざめ」の後継種、小さな芋がたくさんできる品種です。 - 「レッドムーン」
皮が赤い楕円形のじゃがいもで、黄色い肉色はまるでサツマイモのようです。
食感はねっとり系。イモ本来の味を味わえるシンプルな料理がおすすめです。
煮崩れしにくいので煮込みやスープなどに。
イモ本来の味を味わえるシンプルな料理で食べるとレッドムーンの良さがわかりやすいです。 - 「デストロイヤー」(グラウンドペチカ)
レッドムーンの変異株で、皮の色が赤を基調とした紫のブチがある品種です。
「デストロイヤー」と呼ぶのは、覆面をかぶっているレスラーのように見えるからとか。
※2「ニシユタカ」「デジマ」「メークイン」この3品種で栽培面積の9割を占める
長崎県農林技術開発センターより
※3栽培品種は、多収の中晩性品種「ニシユタカ」(45パーセントを占める)が主力品種であり、そのほかに「メークイン」「ホッカイコガネ」「農林1号」「デジマ」、加工用として「トヨシロ」などが栽培されています。
鹿児島県農政部 農産園芸課より
疑問2、種芋の大きさはどれぐらいが育てやすいのか?
種いもって大きければ大きい程、良く育つって思いませんか?
私は思ってました(笑)
去年の秋じゃがの時に購入した種イモの「デジマ」それはかなり大きくて。
「秋は種イモが腐りやすいので、切らずにそのまま植えた方が良い」
という情報を何かで入手しまして、大きいまま植え付けしました。
芽出しもしたのですが初挑戦だったこともあり、収穫の時2個ぐらい種イモが腐ってました。
(種イモが腐っていたのは育て方の問題な気もします。)
ちょっと残念な収穫でした。
そして、今回2回目の栽培です。
春の植え付け、種イモが大きい場合は切って植えても大丈夫なようですが
またしても切り方とか教科書通りにしようと思っても、
これで良いのかなみたいな、きっとまた悩みだすんですよね(笑)
テキトーなのに細かい事が気になる性格です。
種イモを購入しにホームセンターに見に行くには行ったのですが、やっぱり大きかったです。
その時、急に秋に収穫したお芋、小さいのが残っていたことを思い出し
早速帰ってからグラムを量ってみました。
51グラム
秋の時は一つ200グラムぐらいあったので、それにしてもこんな小さくて大丈夫かなと
思いはじめました。
そこでTwitterで見ず知らずの方々に質問をしてしまうという、大胆なことをしてしました(笑)
しかもこんな初心者の質問に丁寧に回答してくださる方がたくさんいらして。
とても嬉しかったです。
みなさんの回答を今後の栽培のために、まとめておきました。
- 収穫したじゃがいもを種イモにする場合
収穫の時に、大きいイモがついていた株から中ぐらいの芋を選んで種イモにする。
大きいイモができれば小さいイモでも遺伝子的には同じだし、種イモを切る必要が無いので病気のリスクが減る。根と芽が出れば栄養吸収も問題ない。 - 種芋の大きさの目安として最低30グラムぐらいの大きさまでなら収穫までできる
- 小さすぎるものは3個ぐらい一緒に植えても良い。
- 食用のお芋で芽が出たものでも収穫できた。
- 浴光催芽を忘れずに
浴光催芽とは強い芽を出すために、外で直射日光にあてて、20~30日おいておくこと。 - 遅霜の対策に不織布をかけておくと良い
その後、もう一度ネットなどでも調べてみました。
30~50グラムまでの種イモはそのままで植える事ができる
サカタのタネ園芸通信
切らずに植えるなら種イモの大きさは80~120gぐらい
収穫したジャガイモは種芋にできる?【畑は小さな大自然vol.60】
自家採種の種イモを使う場合の注意点(2023年1月20日追記)
種イモで販売されているものは、病気などにならないように殺菌剤処理がしてありますので
病気にはなりにくいです。また食用にはできません。
家庭菜園で収穫した芋を種イモにする場合は、殺菌処理していないので注意が必要です。
このことから食用の種イモも注意した方がいいと思われます。
よそでできたお芋を種イモにしたりするのも、センチュウが増えたりすることが
あるそうです。
注意することもありますが、家庭菜園ライフ楽しみましょう!
いろいろと教えてくださったTwitterの皆様ありがとうございました。
今日も幸せ!!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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