介護していた父が亡くなって(5)物忘れ外来のドクターに言われたことに感謝

父の様子があまりにもおかしいので
やはり一度大きい病院で
検査してもらったほうが良いと思い
病院に行ってみることにしました。

かかりつけ医のところへ

まずは近くの父が通っていた
かかりつけ医に行きました。
月に一度父が行っている病院です
高血圧の薬をずっと飲んでいること
ほかにも寝れないので
睡眠薬も出ていたようです。

先生に伝えた事は

などなどを説明してみたのですが
先生もあまり詳しく聞いても
何もできない思われたのか
早々に大きい病院を紹介してくださいました。

今度はいろいろ質問されても
ちゃんと答えられるように
話す内容をまとめていましたので
私もスムーズに先生と話ができました。
先生はとても話しやすい方で
私もホットしました。

まずは問診です。
普段の生活のことを聞かれました。
毎日どんなことをして過ごしていますか？
買い物はしていますか？
家事はどうしていますか？
趣味はありますか？
仕事はどんなことをしていましたか？
などです。

日常生活のことがきちんと
話せるか見られていました
先生が質問されたことに
父がいろいろ考えて話すんですが
父が答えられなかった質問に対して

父「先生さっきの質問の事ですけど、思い出しました。」

先生「思い出しましたか？どんなことですか？」

父「えーっと、あ～・・・忘れました！！」

先生「忘れたんか～い」

先生は芸人さんみたいに
ずっこけてくれました。

これには私も、思わず笑ってしまいました。

かかりつけ医の先生が
あまりに事務的だったので
こちらの先生がとっても良い先生に思えて
しょうがなかったです。
さすが物忘れ外来です。

次に認知症テストをしました。
これは簡易的に認知症かどうかを
テストするものです。
9問あって30点満点です。
20点以下だと認知症の疑いがあるかも
というテストです。

何歳ですか？
今日は何年、何月、何日、何曜日ですか？
知っている野菜を
たくさん答えてください
とか
　
もちろん簡易的なものなので
20点以下だとすぐに
認知症と言うわけでもないのですが。

私も心の中で一緒にテストを
受けてみましたが
以外にサクサク答えられる
わけでもないなって思いました。

その他に脳検査や血液検査などをして
先生の診断結果を聞くまでに
半日以上かかったと思います。

結論から言うとアルツハイマー型の
認知症ではないと言うことでした。
脳の状態も年相応で極端な萎縮もなく
特に問題は無いとの事でした。
ですが最後に言われたのが

「肝臓の数値がとても悪い」

えっ？？？？？

数値的には平常時の10倍以上あると
別の病気にもかかわるので
少しお酒は控えたほうがいいですね
と言われました

これにはわたしも
そうよ、すっかり忘れてた！！！！！
父が酒豪だったこと。

父は昔からお酒が大好きで
母もちょっと飲みすぎだと
言っていたことを思い出しました。

そしていろいろなことが
全てつながったのです。

もしかしたら、昼夜問わず
いつも酔っぱらっていたのでは

認知症もあるかもしれないけど
お酒の影響もあったのかも知れません。

最後にどうしようもないと
思いながらも先生に尋ねました。

「私は父にどのように対応したらいいのでしょうか？」

先生
「あまりお父さんの言われることを
まともに受け止めるのをやめましょう。
そして笑って過ごしましょう。
そのほうが娘さんも楽と思いますよ。」

私は今まで父の何を見ていたのでしょう。
その日から怒ったり、イライラしたりするのを
少しでも減らして
残り少ない父との時間を楽しく過ごそうと

先生の言葉で、私はそう思えたのでした。

じゃ～またね～。アラカン主婦はなたん